1. 前提事実リスト
（※“ch.”＝週刊連載の話数）
- 古代兵器・ポーネグリフ・空白の100年の痕跡（ch.183／ch.395）
- ゴール・D・ロジャー一行がラフテル到達。「莫大な宝」と“笑い”を確認（ch.967）
- ロジャーが白ひげに語った「Dはかつて世界と戦った者たちの名」（ch.576）
- “Joy Boy”謝罪文とノア（ch.649）
- ドレスローザ歴史絵巻：王族に潜む“イム様”の影と「虚の玉座」（ch.908）
- コブラ王に告げられた“ネフェルタリ・D・リリィ”と「世界を一つに」（ch.1085）
- 悪魔の実「ヒトヒトの実 幻獣種モデル“ニカ”」覚醒＝“解放の戦士” (ch.1044)
- ルフィの“夢”がロジャーと同一であることをヤマトが確認（ch.1016）／本人が船員へ告白（内容は非公開、ch.1060）
- エルバフ編でルフィとイムが対峙開始（ch.1151）
2. 相関マッピング
──考慮点
- 空白の100年の痕跡＝ポーネグリフ／古代兵器／ジョイボーイ手紙
- Dの意志＝ロジャー→白ひげ→ルフィへ継承される自由意志
- イム＝“世界を一つにさせない”側の不老存在
──推論結果 - 「世界を一つに」（1085）と「海を一つにする方法」（古代兵器＋ノア）を結び付けると、ラフテルの宝は“世界改造装置”＋「宴」の権利が同梱される可能性大。
3. 仮説対照表
| 仮説 | 主張概要 | 支持証拠 | 反証要素 | 尤度 |
|---|---|---|---|---|
| A | One Piece＝世界を一つの海に戻す“起動キー”。ルフィ夢＝「全員で大宴会」。D＝古代王国の“Dawn”の頭文字。イムは20王連合の不老番人 | ラフテル到達後ロジャーが「早すぎた」と笑う（ch.967）／“世界を一つに”声明（ch.1085）／宴好きルフィの人格 | 物理的宝が存在しないと“莫大な宝”発言が空振りになる | 0.55 |
| B | One Piece＝莫大な財宝＋歴史の全文（リオポーネグリフの書籍）。夢＝「誰もが自由に航海できる図書館」。イム＝古代兵器を独占し真実を封印 | クローバーの“歴史の本文”発言（ch.395）／オハラの焼却書簡（ch.396） | 財宝だけで世界を変える実効性が薄い | 0.25 |
| C | One Piece＝Joy Boy の“巨大な酒樽”＋宴参加招待状。夢＝世界同時乾杯。世界改造は副次的 | 「宴が宝だ」説の一貫性／麦わら一味の価値観 | “莫大な宝”を比喩と解す必要／歴史的枠組み説明が弱い | 0.20 |
4. 統合仮説 & 結論（300字以内）
「ワンピース」は“世界を隔てるレッドラインとカームベルトを崩し、全海を一つに戻す起動キー”と、“その瞬間に全種族が集い笑う超宴プロトコル（Joy Boyの酒樽＋リオポーネグリフ）”のセット。ルフィの〈夢の果て〉は「世界中の仲間と同時に宴を開く」ことで、ロジャーも同じ夢を抱いた。空白の100年、古代王国＝“Dawn”は多種族共生の自由国家で、20王連合はイムの指揮の下でそれを封印し、世界を“バラバラの海”に分断した。Dは“Dawn”の意志を継ぐ名。ルフィが古代兵器とニカの力を併せれば、世界改造と大宴会の二つの条件が同時に満たされ、真の「解放」が実現するだろう。
5. 今後の検証ポイント
- ラフテル到達後に示される“起動キー”の具体構造
- 古代兵器3種を同時起動する手順とノアの役割
- ルフィが語った夢の全文（ch.1060の伏せられた台詞）
- イムの不老要因と20王連合との関係
- 全ポーネグリフが揃った際のリオポーネグリフ全文
- レッドライン崩壊後に想定される“空白の座標”の正体