日本の参議院比例代表選挙では、投票用紙に「党名」を書くか「候補者名」を書くか、いずれか一方を選べます。党全体を応援しつつ、問題のある特定の候補者に票を渡さないようにするには、以下のようにしてください。
1.支援したい別の候補者の「氏名」を書く
- 候補者名投票を選択し、あなたが支持する同じ政党内の「問題のない別の候補者」の氏名を記入する。
- こうすると、その候補者個人に“候補者票”が入り、なおかつその票は政党の“票総数”にもカウントされます。
- 結果として、政党の獲得議席数を損なわずに、あなたの票は問題のある候補者ではなく、あなたが信頼する候補者を押し上げることができます。
2.「党名投票」を選ぶ
- 「党名投票」(政党名のみを書く)をすれば、あなたの票はあくまで党への「党票」としてのみ扱われ、個々の候補者の得票数にはなりません。
- ただし、政党の議席数が増えると、最終的には候補者名投票の多い順に当選者が決まる仕組みなので、問題候補が他の支持者から多くの票を集めていれば、やはり当選する可能性は残ります。
3.併せてできること
- 候補者のプロフィールや公約をしっかり確認し、問題のある候補者に対しては「どうしても支持できない」という声を周囲に広める。
- 支持する政党へ 「問題候補のリストからの除名」 を要請する。党内部の動きを変えることで、将来的に当選リストをクリーンにできるかもしれません。
要点まとめ
- 候補者名投票で「支持したい別の候補者」の氏名を書く
- あるいは 党名投票 で個人票を与えず、党全体だけを支援
- 党への働きかけや情報発信で、問題候補の当選阻止に協力 この方法で、政党への支援を継続しつつ、問題のある候補者を当選させないよう自分の一票を使うことができます。